幼いころの親子関係が人生を左右する?【愛着】

こんにちは。

東京 世田谷の心理セラピスト 満月みつきのりこです。

 

「どうして生きるのがこんなに辛いの?」

「どうして自分らしく生きられないの?」

繰り返すそのお悩みをリトリーブサイコセラピーで

根本から解決します。

 

明日はひな祭りですね。

我が家でも小さなお雛様を飾っています。

今年はちらし寿司に挑戦しようかな。

 

 

今日は「幼いころの親子関係が人生を左右する」ことについて

考えてみようと思います。

 

今、日本では3組に1組が離婚する時代ですね。

私の周りにも離婚を経験した人が多くいます。

 

突然ですが、お母さんとの関係は良好ですか?

はい?

それとも、いいえ?

 

もしかしたらパートナーとうまくいくかどうかは

幼いころのお母さんとの関係によるかもしれないのです。

(お母さんを幼いころの主な養育者と仮定します)

 

それは、離婚のリスクにも影響し、実際、母親との関係が不安定な人では、離婚するリスクも高い傾向がみられる。千人余りを対象にアメリカで行われた研究によると、安定した愛着スタイルの人での離婚率は、16.6%だったのに対して、不安定な愛着スタイルの人では、約二倍の34.4%だった。

岡田尊司「母という病」より引用

 

この研究結果を見ると

不安定な愛着スタイルの人の方が離婚しやすいようです。

もしかしたら愛着スタイルが安定していれば

離婚という結論を出さずに済んだのかもしれませんね。

 

■ 愛着ってなぁに?

お気に入りのものに対して

愛着があるという言い方をしますよね。

 

例えば

「小さなころからずっと一緒にいるぬいぐるみに愛着がある」

「長年乗った車に愛着がある」など。

 

人と人の間には愛着スタイルがあります。

ここでいう愛着とは

「人と人との絆を結ぶ能力」のことで

人格の土台部分を形造り

人の愛し方や関わり方となります。

「アタッチメント」とも言います。

 

家を建てることに例えると

しっかりした地盤に基礎工事をして

土台を作ってからでないと

頑丈な家を建てることは難しいですよね。

 

グラグラな土台に立てた家は

何かあったときに

傾いたり潰れてしまうかもしれません。

 

しっかりした土台があってこそ

安心して住める家となるのですね。

 

愛着はこの土台の部分のことです。

どのような愛着スタイルを持つかによって

その後の人生が左右されるのです。

 

安定した愛着スタイルを持つことができれば

対人関係に恵まれ、家庭での幸せや

社会生活での成功を手に入れやすい

言えると思います。

 

 

■ 愛着スタイルはどうやって作られるの?

お母さん(主な養育者)との関りをはじめとして

その子供にとって特別な存在との間で

長い年月をかけて愛着の絆が作れられていきます。

 

まずは抱っこ。

スキンシップは子供の安心の原点

愛着もそこから育っていくのです。

スキンシップが不足すると

食欲が低下したり死に至ることもあります。

 

そして求めたら応えてもらえること

人見知りが始まる6か月から1歳半くらいが

最も強い愛着の絆が形成されます。

 

この年齢の子供はまだ自分の気持ちを

言葉で表現することができないので

お母さん(主な養育者)が

子供の欲求を察知することが求められます。

 

お母さん(主な養育者)がいつもそばにいて

抱っこやおっぱいをあげたりオムツを替える時に

「おいしいね」「さっぱりしたね」など言葉をかける、

肌と肌が触れ合うぬくもりを感じる、

目と目があう、微笑みかけるなど

求めたら応えてもらえるという関係性から

愛着の絆が育まれていきます。

 

そして怖いことがあったりストレスを感じたときに

子供はお母さん(主な養育者)に抱っこしてもらい

「怖かったね」「嫌だったね」と声を掛けてもらうと

自分は守られていて安全なんだという安心を感じて

愛着の絆が揺るぎないものとなっていきます。

 

このような愛着という「安全基地」が確保されると

子供は安心して外の世界を冒険しようという

意欲を持つことができるのです。

 

そして、この「世界は安心できるところで人は自分を助けてくれる」という感覚が

人を信じる

人を愛する

自分は大切な存在だと思える

自分を信じていろいろなことに挑戦する

ことへと繋がっていきます。

 

 

■ 自分の愛着スタイルはどっち?

愛着スタイルが安定している人と不安定な人では

具体的にどのような行動の違いが出るのでしょうか?

 

例えば困ったことがあるとき

【安定した愛着スタイルの人】

すぐ人に相談したり助けを求めることができます。

親しい人は自分のことを心配してくれて

助けてくれる存在だと思っています。

 

【不安定な愛着スタイルの人】

なかなか人に言い出せず助けを求められません。

親やパートナーでさえも当てにならないと考えます。

助けを求めても拒絶されたり

傷つけられるかもしれないと不安になってしまいます。

 

このように安定した愛着スタイルの人は

心の中に安心感を持っているのですね。

安心感があることよって

何事にも積極的に取り組むことができます。

守られて育った人は自分のことも上手に

守ることができるのでストレスにも強いのです。

 

一方、不安定な愛着スタイルの人は

安心感がなく消極的です。

うつや過食、アルコールなどの

依存症になるリスクも高いです。

 

不安定な愛着スタイルの子供は

意欲の原動力となるドーパミンが分泌されにくいことも

確認されています。

 

不安定な愛着スタイルの場合

他にもこのような感覚があるかもしれません。

 

◆ 何かと自分を責めてしまう

◆ 人といると疲れる

◆ 人の顔色が気になる

◆ つい意地をはってしまう

◆ つい人に合わせてしまう

◆ 柔軟性がなく頑固

◆ あなたは必要ないと言われないかいつも不安

◆ 好きか嫌いか、白黒がはっきりしている

◆ 反社会的な行為をする

◆ 人と親しい関係になるのは面倒くさい

◆ 結婚して縛られるのは嫌

◆ 仕事以上の付き合いは苦手

◆ いいと思っていた人に気に入らないところがあると、すぐに悪い人だと思ってしまう

 

この愛着スタイルは大人になっても7~8割の人は変わらず

三分の一くらいの人が不安定な愛着スタイルを持つ

言われています。

 

幼いころに身に着けた愛着スタイルはもう変わらないの?

大丈夫です。

愛着スタイルは大人になってからでも変えられるのです。

 

次回は、不安定な愛着スタイルについてもう少し詳しく、

またどうすれば安定した愛着スタイルになれるのかを

考えてみようと思います。