人と心地よい関係を築くには?【愛着】

こんにちは。

東京 世田谷の心理セラピスト 満月みつきのりこです。

 

「どうして生きるのがこんなに辛いの?」

「どうして自分らしく生きられないの?」

繰り返すそのお悩みをリトリーブサイコセラピーで

根本から解決します。

 

私が住んでいるところでは

最近よく雨が降ります。

一雨ごとに暖かくなって

本格的な春の近づきを感じます。

みなさんのお住まいのところはいかがですか?

 

 

前回は、幼いころの養育者との関りが

対人関係や社会生活の成功に影響するというお話でしたね。

 

もしよかったら読んでくださいね。

幼いころ親子関係が人生を左右する?

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今回はその続きで

生きづらさを感じることが多い

不安定な愛着スタイルとはどういうものか

また人と心地よい関係を築くにはどうすればいいのかについて

考えてみようと思います。

 

不安定な愛着スタイルにはタイプがあります。

それが【不安定型】【回避型】【恐れ回避型】です。

どのような違いがあるのでしょうか?

 

愛着スタイルを見分ける一つの良い指標は、ストレスや不安が高まったとき、人との接触を求めようとするか、逆に求めなくなるかである。

中略

不安定型の人は、愛着行動や誰かの支えを求めようとする行動が過剰に増加する。ずっと誰かにそばにいてもらって、話をしたり体に触れていてもらわないと不安でたまらない。一方、回避型の人の場合、愛着行動の増加はほとんどみられないどころか、むしろ、減ってしまうこともある。

岡田尊司「愛着障害」より引用

 

ストレスや不安を感じたときに

誰かに話を聞いてもらうとほっとしたり

アドバイスをもらって元気が出たりしますよね。

 

愛着が安定している人は

適度に人を求めて頼ったり相談するのに対し

【不安定型】の人はそれが過剰になり

【回避型】の人は逆にそういった行動を

しない傾向があるのですね。

 

 

仕事をする場面ではどういう違いになるのでしょう。

 

■【不安定型】の愛着スタイルとは?

例えば職場で「おはようございます」と挨拶をしたときに

相手の反応が素っ気ないと

「嫌われているのではないか」

「何か気に障ることをしてしまったのではないか」など

不安になってしまい仕事が手につかなくなる。

◆ 相手の顔色をいつも見ている

◆ 拒否されることや見捨てられることへの不安が強い

 

そのため、上司や同僚から無理な仕事を押し付けられると

断ることができずに引き受けてしまう。

◆ 相手に逆らえない

◆ 自分の存在を必要とされたい

◆ 人に認められたいのでよい子を演じる

 

そして心の中では実はこう思っているのかもしれません。

◆ 自分は価値のない存在だ

◆ 人は自分を傷つけるものだ

 

異性に対しては少し優しくされただけで

ときめいてしまう。

◆ すぐに恋愛関係になる

◆ 利用と愛情の区別ができない

 

めでたく恋が実ったとしても

相手が他の異性と親しくすることは耐えられない。

◆独占欲が強い

 

そして相手の行動を監視するようになる。

◆ 自分が愛されているかを過剰に確認したがる

 

このように【不安定型】の人の関心は

相手に受け入れられているか

認めてもらえているか

愛されているか

という対人関係に向いているのですね。

 

【不安定型】の人は他にもこのような傾向があります。

◆ 不満や愚痴が多い

◆ 言わなくてもわかってほしいと思う

◆ 自分で決めることが苦手

◆ 褒めていた相手でも気に入らないことがあると急に悪く言う

 

 

■【回避型】の愛着スタイルとは?

例えば、数人のチームで仕事をすることになった場合

親睦を深めるため飲み会が計画されても

時間の無駄としか思えず参加しない。

仕事以外の付き合いはしたくない。

◆ 集団から孤立する

 

チーム内で意見の対立が出たが

あまり関わりたくないので傍観者になる。

◆ 人とぶつかることが苦手

◆ 問題を先送りする

 

仕事が忙しい上に

傍観者になったことで協調性がないと言われ

カッとなり反撃してしまった。

◆ ストレスがかかると攻撃的になる

 

最近付き合いだしたパートナーがいるが

あまり自分のことは話したくない。

あっさりした付き合いがいい。

◆ 恋愛は草食系

◆ 表現が苦手で表情と感情が食い違う

◆ パートナーが困っていても他人事

◆ 助けを求められると怒りさえ感じる

◆ 依存するのもされるのも嫌

◆ 関心は相手が役に立つかどうか

◆ 他人に迷惑をかけないことが大事

 

このように【回避型】の人は縛られることを嫌い

距離を置いた関係を好むのですね。

【回避型】の人は家族から逃れるために

仕事に逃げ場を持つこともあります。

 

【不安定型】と【回避型】がどちらも

強い場合は【恐れ回避型】となります。

 

【恐れ回避型】は、人を求めつつも拒否されたり

傷つけられたりすることを恐れて

親しくなりたいのに近づけないタイプです。

 

いずれのタイプにしても

人生が困難なものになりそうですよね。

 

安心してくださいね。

愛着スタイルは変えていけます。

 

 

■ 人と心地よい関係を築きたい!

そうですよね、その気持ちとってもよくわかります。

では愛着スタイルを安定させて

人と心地よい関係を築くためには

どうすればいいのでしょう。

 

愛着スタイルは親との関係で育まれたものなので

親との関係を改善していければ一番いいのですが

親自身もまた不安定な愛着スタイルであることが多く

難しいかもしれません。

 

そのような場合は安定した愛着スタイルの

パートナーや友人と信頼関係を築いていくと

少しずつ自分の中に安心感が芽生えてくると思います。

 

そのようなパートナーや友人がいない場合でも大丈夫です。

 

自分の妄想と現実を引き離すこと。

そして、幼児期に満たされなかった
感情や感覚を充分に感じて終結すること。

自分の人生と親の人生の線引き、
そして親への期待を手放すことと
親の人生脚本を降りること。

最後に、自分の人生を生きることを
自分自身に対して赦し

自分の心に安心安全の基地を作ること。

株式会社ユアエクセレンス「愛着~人は人によって癒されていく」より引用

 

人が悩みを持つときは妄想していることが多いのです。

 

例えば【不安定型】の人は

挨拶をしたときに相手が素気ないと

嫌われているのではないか?と不安になっていました。

 

これは妄想ですよね。

相手は体調が悪かったのかもしれないし

ただ単に忙しかったのかもしれません。

 

なぜ妄想してしまうのでしょう?

それは過去に感じた恐怖を

再び感じたくないからなのです。

きっと幼児期から同じ感覚を

持っているはずです。

 

予め嫌われているかもしれないと思っていれば

自ら人に近づかないので

拒否された時のショックや

本当に孤独になってしまったときの

恐怖を感じなくて済みます。

そうやって自分を守っているのですね。

 

その恐怖を癒していくことで

不安は解消されていきます。

 

そして幼児期にはどのような気持ちが

満たされなかったと感じますか?

 

甘えたかった

抱っこしてほしかった

遊んで欲しかった

どんな自分も受け入れて欲しかた

 

幼少期に感じていた気持ちを

大人の自分がわかってあげてくださいね。

 

私の場合はリトリーブサイコセラピーを受けて

幼少期のたくさんの記憶が蘇ってきて

こんなに我慢していたのだなと驚きました。

 

幼児期の感情や感覚を充分に感じたり

自分の人生と親の人生の線引き、

そして親への期待を手放すことと

親の人生脚本を降りること、

このあたりは、もし一人では難しいと感じたら

プロに頼るのもいいかもしれませんね。

 

そうやって少しずつ心に安心感を育てて

「安全基地」を作っていくと

人に近づいたり近づかれたりすることへの

抵抗が減ってくるので

だんだんと人との関係が心地よいものに

変わってくると思いますよ。