「注目を求め続けることをやめられない」のはなぜ?

こんにちは。

東京 世田谷の心理セラピスト 満月みつきのりこです。

リトリーブサイコセラピーで生きづらさを解消し

あなた本来の輝きを取り戻すお手伝いをしています。

 

今日も寒いですね。

寒い日は温泉でのんびりしたくなりませんか?

 

私が温泉に行くときは源泉かけ流しに

こだわっています。

東京の温泉は黒褐色なんですよ。

この黒褐色は古代の海藻や植物が

溶け込んでいるからなのだそうです。

 

みなさんの近くの温泉は何色ですか?

 

 

今日は「注目を求め続けることをやめられない」心理について

考えてみようと思います。

 

イソップ寓話の「飾で彩られたカラス」を

読んだことはありますか?

 

「虚飾で彩られたカラス」

ある時ゼウスは、最も美しい鳥を王様に決めることにした。

ゼウスは、鳥たちに集まる日時を決め、その中で一番美しい者を王様にするというお触れを出した。

鴉は自分の姿は黒く醜いと思い込んでいたので、美しく装うために、野や森を見てまわり、他の鳥たちが落とした羽を拾い集め、身体中に貼りつけた。そして約束の日、鳥たちはゼウスの前に集まった。そして、色とりどりの羽で着飾った鴉も姿を見せた。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

このカラスは、ありのままの自分を認められず

内面の空虚感を埋めるために

外側を魅力的にしたかったのかもしれませんね。

 

イソップ寓話をもう一つ。

こちらは「狼と羊飼い」や「オオカミ少年」という

タイトルで聞いたことがあるかもしれません。

 

「嘘をつく子供」

羊飼いの少年が、退屈しのぎに「狼が来た!」と嘘をついて騒ぎを起こす。だまされた大人たちは武器を持って出てくるが、徒労に終わる。少年が繰り返し同じ嘘をついたので、本当に狼が現れた時には大人たちは信用せず、誰も助けに来なかった。そして村の羊は全て狼に食べられてしまった。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

この少年は、もしかしたら村の人たちからの

関心が欲しくて嘘をつき続けたのかもしれません。

本当は一番見て欲しい人に見てもらえないという

寂しさからだったのかもしれませんね。

 

注目されたくてたまらない!

いつも話題の中心にいたい!

外見には並々ならぬこだわりがある

 

この傾向が非常に強い場合は

もしかしたら、演技性パーソナリティ障害の

可能性があるかもしれません。

 

■ 演技性パーソナリティ障害って?

演技性パーソナリティ障害の人は

他人からの注目や称賛などの関心を何より

重要視しています。

 

注目されるためには

自分に不利益となることまでしがちです。

寓話の少年が嘘をつき続けた結果、

羊がすべて食べられてしまったように。

 

演技性パーソナリティ障害は

人口の2~3%といわれています。

遺伝要因の関与が大きいとされていますが

養育環境などの環境要因が発症を左右します。

 

■ 具体的にどのような人?

演技性パーソナリティ障害の代表として

わかりやすいのは、以前に「小悪魔」と呼ばれて

話題になったタイプです。

女性誌などでも特集が組まれたりしましたよね。

 

自分の魅力で誘惑して

相手を思い通りにするけれど

自分の心までは渡さない。

そのようなタイプ。

 

他人からの注目や称賛を重要視するということは

相手の反応しだいということですから

他人に依存していることにもなりますよね。

その結果、思うような反応を相手がしてくれないと

不安定になったりします。

 

 

■ 演技性パーソナリティ障害の特徴

他人の関心や注目がないと落ち着かない

・露出が多い

・気まぐれで直観的に反応する

・男らしさ、女らしさにこだわりセクシーな雰囲気

・パフォーマンスは得意だが中身がない

・表現がオーバー

・他人に依存的で周囲の影響を受けやすい

・親しくないのに馴れ馴れしい態度をとる

 

上記のような演技性パーソナリティ障害の特徴があっても、

自分や周囲が困っていなければ問題とはならず

個性となります。

 

そうそう、冒頭の寓話のカラスはその後

どうなったと思いますか?

 

ゼウスは、彼の羽が最も美しかったので、彼を王様にしようとした。

すると他の鳥たちは、憤然と異議を申し立て、それぞれ見覚えのある自分の羽を鴉から引き抜いた。結局、彼に残されたのは、自分自身の黒い羽だけだった。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 、

もしかしたら、カラスは飾っていない

本当の自分に戻れて、ほっとしたかもしれませんね。

いつまでも飾り続けて嘘がばれるのを

恐れなくてもいいのですから。

カラスがありのままの自分を

肯定できる日がくるといいのですが・・・。

 

■ 克服するには

 演技性パーソナリティ障害は

・ありのままの自分を愛してもらえなかった

・身近に外見や表面の行動を重視視する人がいた

それにより注目や関心を求めるようになった人です。

注目されていれば自分の価値を感じられる状態なのです。

だからいつも内面には空虚感を抱えているのですね。

また性的虐待も一因となります。

 

もし注目されなくなってしまったら

自分が消えそうな恐怖を感じてしまうのかもしれません。

 

「こっちを見て!」

「私はここにいるよ!」

 

これは彼女(彼)の「愛してほしい!」の悲痛な叫び。

もうあの時のような思いはしたくない・・・。

だから人からの関心を求めることを止められない。

 

今は手軽にSNSなどで個人が

注目されることが可能な時代ですよね。

 

もし現状に満足できずに、

このまま注目を求め続けたらどうなるでしょうか?

もしかしたら違法なことや

犯罪に手を染めてしまう可能性が

でてくるかもしれません。

 

そうならないためには、

まずは注目や関心がないと不安になる自分に気づくこと

から始まります。

そして他者から注目してもらうためでなく

「本当は自分がどうしたいのか?」

その気持ちを尊重していけるように

なるといいですね。

 

注目や関心が集まっても集まらなくても

自分の価値は変わらないということを

少しずつ体感して腑に落としていけるといいですよね。

大丈夫です。

その強い気持ちがあれば必ず変わっていけますよ。