母なしでは生きていけない【共依存】

こんにちは。

東京 世田谷の心理セラピスト 満月みつきのりこです。

 

「どうして生きるのがこんなに辛いの?」

「どうして自分らしく生きられないの?」

繰り返すそのお悩みをリトリーブサイコセラピーで

根本から解決します。

 

みなさんはどんなお花が好きですか?

私はユリとチューリップが好きです。

この季節はたくさんの種類のお花が

お店に並ぶので選ぶので

見ているだけでも楽しいですよね。

 

 

先日、雑誌を読んでいたら

このような相談が目に留まりました。

現在、母と二人暮らしです。
仕事はしていません。

これといった趣味はなく
楽しみは週に一度、
母と半額の和菓子を買いに行くことです。

だんだん母が年老いてきて
これから先のことを考えると
不安でたまりません。

どのような心持で
過ごせばいいのでしょうか?
アドバイスをください。

50代 女性

 

この相談に対しての回答は

趣味を通して友人を見つけましょう

新しいお店の開拓もいいですね

と書かれていました。

 

そうですね、確かに趣味を見つけて楽しんだり

友人を作って話をすれば

一瞬は気が紛れるかもしれませんね。

 

それでこの問題は解決するのでしょうか?

 

私が一番気になったのは

母親と相談者である娘との心理的な距離が近すぎる

のではないかということです。

 

この相談を読む限り

相談者の女性は恐らく

人付き合いがほとんどなく

普段は母親と二人で

過ごしているのだと思います。

 

母親といつも二人でいることは

どこか息苦しさを感じながらも

同時に大きな安心を

感じているのではないかと思います。

そして経済的には恵まれているとはいえない状況

なのではないかと推測します。

 

もしそのような状況であるのなら

わざわざ外出をして

趣味や友人を見つけようとするでしょうか?

 

この母親と娘は「共依存」ではないかと

私は考えます。

 

◆ 共依存とは?

共依存を一言でいうと

「他者に必要とされることで、自分の存在意義を見出すこと」

です。

 

人に頼ることで相手をコントロールしようとする人と

人に頼られることで相手を支配コントロールする人で

成り立ちます。

 

このように「愛情という名のもとに相手を支配することで

苦しみながらも離れられない関係」が共依存なのですね。

 

 

共依存は人間関係に依存している状態です。

母親と娘以外にも

母親と息子、恋人同士、夫婦間など

人間関係が近くなると起こりやすいのです。

 

相手はかわいそうな人

相手は私がいないとダメ

という前提で相手の世話を止めることができません。

 

◆ 共依存の可能性がある人はどんな人?

共依存チェックリスト(西尾和美)

■ 自らを犠牲にして相手を助けたり、世話をしたりする

■ 相手の行動・感情・考え方・状態・結果を変えようとコントロールする

■ 問題や危機が起こっているような人間関係に巻き込まれることが多い

■ 依存心が強く一人でやっていけるという自信がなく、見捨てられるかもしれない不安にかられる

■ ある特定の相手のことで頭がいっぱいで視野が狭い

■ 自分の問題はたいしたことないと思ったり、嫌なことを見て見ぬふりをしたり、表面は何でもないようにふるまう

■ 相手との境界線がはっきりせず、相手が落ち込んでいると、自分も気分が落ち込んでしまったりする。。

■ 他人の問題にのめりこんだり、相手からの精神的・性的・身体的侵入を許してしまったりする

■ 罪の意識におそわれやすく、相手の問題は自分のせいだと思い込んでしまいやすい

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五項目以上あてはまるようなら、共依存の可能性が高いと思われる

 

 

◆ 親と子の共依存の原因は?

親が子供を見守ることができず

「あなたのために」と言いながら

すべてのことに手や口を出し

成長に必要な経験をさせないことが

共依存に繋がります。

いわゆる過干渉な状態

親の思い通りに育てようとします。

 

親の言う通りにしていれば安全と

思い込んでしまった子供は

親に依存し離れることができなくなります。

 

また「あなただけが頼りなの」

「あなただけが生きがいなの」などの言葉で

子供に自分を支えさせる親も共依存の

原因となります。

 

どうして子供にべったりに

なってしまうのでしょう?

それはきっと夫婦間が

うまくいっていないからですよね。

 

共通するのは親が子供を

しっかりと支配し離さないように

していることです。

親自身も支配を愛情だと

勘違いしているのです。

 

なんだか親子関係が息苦しい

そう思いながら

これは親孝行なのだと自分に言い聞かせ

共依存に気づかず過ごしている人も

いるのではないでしょうか?

 

共依存の特徴として

摂食障害、引きこもり、うつが多い

ことが挙げられます。

 

子供は時には失敗しながら

いろいろな経験を通して

大人になっていきます。

 

共依存の子供は

その経験をしていないので

自分は無力だ

大人になりたくない

外の世界と関わるのが怖い

このような心理が働いて

摂食障害、引きこもり、うつに

なるのだと思います。

 

この共依存の恐ろしいところは

世代を超えて連鎖していくことです。

それ以外の生き方を知らないのですから

当然と言えば当然ですよね。

そして生きていくためには

そうするしかなかったのです。

 

 

冒頭の相談者の女性は

母親と二人暮らしでしたが

母親のことが心配で結婚をしなかった可能性や

母親が娘を手放したくないために

結婚相手を認めなかった可能性もあると思います。

 

総務省統計研修所によると

相談者と同世代の

親と同居の高年未婚者(45-54歳)は

2016年には158万人います。

 

親との同居には経済的な理由など

様々な理由があるとは思いますが

この中には共依存によって

離れたくても離れられない人が

含まれているのではないかと

私は考えます。

 

◆ 共依存を克服したい

この共依存で一番問題だと私が思うのは

依存している相手が亡くなってしまった場合です。

 

必要としてしてくれる相手がいなくなってしまうと

自分の存在意義がなくなってしまうので

生きる意味を見失い

後を追いたくなってしまうかもしれません。

 

そうならないためにも

もし思い当たるのなら

まず自分が共依存であることを

自覚することが大切です。

 

そして自立へ向けて考え方や行動を

変えていく決意をすることが

共依存から抜ける第一歩だと思います。