ゴミ屋敷予備軍はあなたかもしれない【セルフネグレクト】

こんにちは。

心理セラピスト満月のりこです。

 

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過去に日本リトリーブサイコセラピー協会の

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「ゴミ屋敷予備軍はあなたかもしれない【セルフネグレクト】」

 

テレビなどでも取り上げられますが、ゴミ屋敷は500世帯に2~3件あるそうです。

私の住んでいる地域にもゴミ屋敷があります。

ゴミ屋敷の前を通るたびに、どんな人が住んでいるんだろう?と気になりますが、住人の姿を一度も見たことはありません。

 

ゴミ屋敷の敷地は広く、入口から母屋まではかろうじて人が通れるようなが空間あります。

入口付近のゴミは新しいので、人が生活していることは間違いなさそうです。

どうしてこのようなゴミだらけの家に住むことを選択しているのでしょうか?

 

片付けが面倒だから?

年齢的なもの?

それとも・・・?

 

ある清掃業者のホームページには、ゴミ屋敷に住む人について次のようなことが書いてありました。

・認知症による判断力の低下

・ストレスや精神疾患

・物に対する愛着心

・汚れている認識が無い

・さみしい心を満たすため

 

なるほどという感じですが、一番気になるのは「さみしい心を満たすため」というところです。

「さみしい」の正体は何でしょうか?

その「さみしい心」はゴミで埋めることができたのでしょうか?

ゴミ屋敷に住む人の心の問題について考えてみようと思います。

 

家の中を整えたり身体を清潔に保つことは、人にとって本来は心地いいはずです。

それなのにそれをしないのは、本人にとって何か意味があるからですよね。

だから嫌がる本人を無視して、ゴミを捨てても根本的な解決にはならないのだと想像できます。

 

身体的には問題がないにも関わらず自分を心地いい状態に保とうとしないのは、セルフネグレクトという状態に陥っているからだと考えられます。

・セルフネグレクトとは、個人自身の基本的ニーズに対して発生するネグレクト行為であり、それには不適切な衛生、服飾、食事、医学的状況などが挙げられる。

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

 

ネグレクトという言葉は、子供に必要な世話の放棄をしているという意味で使われますね。

つまりセルフネグレクトは自分自身の世話を放棄している状態なのです。

自分自分の世話をしないということは、結果的にゆっくりと健康も損なわれていきますよね。

これは緩やかな自殺と言い換えることもできるのではないでしょうか?

 

今、若い人の間でもセルフネグレクトが増えているそうです。

きっかけはリストラや失恋などいろいろあると思いますが、共通するのは「さみしさ」なのかもしれません。

若い人はSNSなどで気軽に人と繋がっているように見えますが、本当の意味で人と繋がっているという感覚を持っている人は多くないと私は考えています。

 

さらに深刻なのが8050問題の子どもです。

8050問題とは、80代の親が50代の子どもの生活を支えるという問題です。
その背景には子どものひきこもりがあります。

親が健康なうちはいいけれど、親が亡くなったらひきこもりを続けた子どもはいったいどうなるのでしょうか?

収入と心の支えを失った時、生きる希望を見失ってしまうかもしれません。

その結果としてセルフネグレクトになり、ゴミ屋敷に住むことになる可能性も考えられますね。

 

セルフネグレクトになる人は、人との関りが薄く孤独なのだと想像できます。

例え誰かと一緒に住んでいたとしても、心の中が孤独でさみしさを抱えた人はセルフネグレクトに陥る可能性があります。

もしその辛さや悲しさなどを分かち合える人がいたのなら、希望を失うことはないのかもしれません。

世代に関わらず、本当に助けて欲しい時に「助けて」と言えない、その心にはどんな思いがあるのでしょう。

 

「迷惑を掛けたくない」

「拒否されるのが怖い」

「どうせ相手にされない」

「自分なんていてもいなくてもいい」

自分を大切に思えないし、自分が生きている意味もわからない、自分の存在がとても希薄なのかもしれません。

 

日本人は特に迷惑を掛けたくないという人が多いですよね。

子どもの頃からこのような言葉を掛けられているからですね。

「人に迷惑をかけることは悪いことだ」

「恥ずかしいことをしてはいけない」

日本には死んでお詫びをするという切腹の文化がありました。

それくらい罪や恥の感覚が強いのだと考えられます。

 

あなたは必要な時に素直に助けを求められますか?

もし求められないのなら、子どもの頃の家庭を思い浮かべてください。

上記のセリフをよく言われていたり、このような家庭ではありませんでしたか?

思い当たる方は、セルフネグレクト予備軍の可能性があるかもしれません。

 

●自分のことは自分でやらなければならなかった

●家族の中に不幸そうな人がいた

●経済的に貧しかった

●親が絶対的だった

●親が精神疾患を患っていた

●虐待・ネグレクト

とても辛い環境の中を生き抜いてきたのですね。

 

「生きていたくない」

これが本音ではありませんか?

 

セルフネグレクト予備軍の人は強烈な自己否定があります。

そして絶望的な悲しさや孤独感、爆発的な怒りを抱えています。

今の状態から抜け出したい、助けを求めたいのにそれができないのは現状を変えることに大きな恐怖があるからです。

 

この恐怖を持ち続けたまま、人と心からの繋がりを持つことは困難です。

それでも10年後20年後、このままの人生でいいですか?

ゴミに埋もれたまま、さみしさを感じながら最後を迎えるのはあまりに悲しすぎます。

 

心の中の小さな違和感を見逃さないでくださいね。

本気で未来を変えたいのなら、今この瞬間からじっくり自分と向き合うことをお勧めいたします。